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感謝。


こんにちわww 島に滞在中の研修医です。


東京都目黒区の東京医療センターから公立久米島病院に研修に来て早3週間。

本日で研修終了となり、久米島を離れることになりました。

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ここでは書き切れないほどのたくさんの出会いや出来事で溢れた充実した久米島での3週間、

お世話になった医局の先生方、看護師さんなどコメディカルの方々、そして触れ合ったたくさんの
患者さんたちに、この場を借りてお礼を言いたいと思います。

ご迷惑もかけ、アホな発言を繰り返しましたが、3週間本当にありがとうございました。



3週間の日々を軽くご紹介。


□ほぼ毎日、予定外・初診・救急外来 
□週に2回の当直
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外来・当直は本当に勉強になった。オジイ・オバアとは言葉はとにかく分からず通訳が必要だったり(笑)、耳が遠すぎたり。薬の処方の仕方もコンプライアンスや薬価を考慮した処方が必要になったりと都会の医療とは違う場面がたくさんあった。
また何より久米島の医療には一昔前の医師患者関係があり、東京で医療に従事する身としては、ソコが一番の相違点だったと思う。
都会では患者さんは「患者様」になりつつあり、ここで見られたような距離の近い親しげな関係は失われつつあることを感じた。
しかし日々の久米島のオジイ・オバアたちとのコミュニケーションは自分にとっては癒しだったとも言える・・。
また3週間に初診で2件の癌(下行結腸癌、食道癌)を発見した。2件とも本島に紹介となったが、非常に貴重な体験となった。二人とも無事元気に久米島に帰ってくることを祈っている。

□病棟業務

□ヘリ搬送
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久米島到着初日からヘリは飛び、3週間の間に6~7回はヘリ搬送があったように思う。
やはり離島である限りこのシステムは必須であり、島民にとって安心した医療を受け、救える命を救うために大切な役割を果たしている事を感じた。
ただヘリ搬送するかどうかの臨床判断の難しさや、天候・時間帯の制約について難儀な点もあった。

□往診  
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病院へ受診するのが難儀な患者さんに対して往診に毎週行っていて、山田洋太先生に同行させてもらった。やはり同じ患者さんを診るのにも病院受診の際に見えるものと、実際の自宅に伺って見るものでは全然違う。また高齢者がばかりで人口が減少中の久米島ではおじい・おばあに関する医療が最大の問題であることを再認識した。

□特養ホーム往診(ホームくめじま) 
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こちらは座喜味先生に同行させてもらった。特別養護老人ホームは島にここひとつ。
病床は30床、平均年齢83-84歳、平均在院日数6年以上、平均要介護度は4を越え、ほとんどの方がが認知症であり、車椅子が必要である。しかも65名程度の空き待ちの方がいる、と。
全国に言えることだが、高齢化が進む島ではこういった病院の後ろの施設が充実していないと急性期の患者さんをスムーズに受け入れることが困難だったり、家族の負担が増えることが問題となる。
現在増設、ないしは新設のうごきがあるそうだが、ぜひ島の医療介護福祉のために、オジイ・オバアのためにこの案が通ることを祈る。


□学校健康相談(久米島小)
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島の小児科医・伊藤淳先生(通称・ジュンジュン先生)に同行させてもらった。伊藤先生は島中の子供たち、子供をもつ母親たちのスーパーヒーローだ。人口減少中の島において小児は宝であり、その小児の健康を一手に引き受ける先生は島の守護神?とでもいうべきか。
毎週のように島に6校ある小学校を順番に回っていて、この日は久米島小学校の生徒・母親が抱える健康相談を保健室で実施した。こういった活動は母親や学校の教員にとっても本当に感謝感謝である。

□予防接種(DPT)
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もともと島の予防接種率は非常に悪いらしく、これでは島の宝たちが避けれる病気に感染してしまう。そこで立ち上がったのが伊藤先生だ。実際先生が赴任してから接種率は向上しており、こういった活動が実際に数字に直結しやすいのもこの人口ならではであり、非常にやりがいを感じるだろう。
この日はDPTの予防接種に同行した。伊藤先生の診察後、僕が注射を打つ悪役をになった訳だがそりゃもうことごとく泣かれてしまい、きっと彼らの目には悪魔のように映っただろうな・・・
そして伊藤先生のもとには島中のRSVやインフルエンザなど小児の感染流行情報が集結する。何小学校の何年生クラスで何が流行り出した、といった感じだ。またその情報を病院の医師で共有するため診療も非常にスムーズに進む。

□スポーツドクターの学校視察帯同(久米島中・久米島西中)
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こちらは島のスポーツドクター山田慎先生に同行した。部活の様子を視察したり校長先生・保健の先生、部活の顧問と連携をとっている。そうする事で怪我の予防や怪我をした時の応急処置をレクチャーし普及させる活動につなげている。こういった活動には学校先生方も非常に感謝を示していた。
また島中の膝痛・腰痛のオジイ・オバアもみな慎先生の患者さんだ。

□手術(計4件)
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どれもこれも大手術!(笑) 力及ばないながら手伝わせていただいた。
でも島に一人でも外科医がいることは島民にとっては心強いものだ。

□レクチャー(スポーツ医学・VAC療法・骨折・感染症etc)
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沖縄中部病院という全国的に有名な研修病院から医師が集まる今のこの病院は、つまり全国的に見ても素晴らしい研修病院なワケだ。(笑)忙しい合間を縫って研修医・学生にレクチャーをしてくださった。

□学生教育(琉球大学4年生 離島実習)
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今回の滞在中は琉球大学の4年生が離島実習に来ていて、常に3-4人の学生がいた。やはり自分が一番下の存在なのと、自分の下にいるのとでは意識が全然違う。そういった意味でも彼らの存在はとても大きかった。少しでも彼らのためになったのであれば良いが、、しかし自分が4年生時と比べると格段にできる子たちばかりだったなぁ。アメフトに明け暮れていた時期が懐かしい・・



他にもここでは書ききれないほどのたくさんの外来・救急・当直症例があった。医療があるところには必然的にドラマがあるが、また離島医療自体がひとつのドラマを作り出していく。

地元の人に聞いた話、学生が患者さんとゆんたく(おしゃべり)した内容、また実際の日々の診療を通して、久米島の約9000人の住民たちにとって公立久米島病院がいかに必要不可欠な存在であるかを実感した。


研修医2年目の自分にとって今は専門科を決定する直前の悩ましくも大事な時期である。
この時期に久米島で過ごし、この病院で働き、優秀で熱く厳しく暖かい先生たちに会えたことで少し道が見えてきた気がする。


また来月からは都会の喧騒の中での診療に戻るわけだが、この3週間で得たものを心にとどめて日々の診療に当たろうと思う。


この日記をみた全国の医学生や研修医には、ぜひとも公立久米島病院での離島実習/研修をおススメしたいと思う。


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☆おまけ☆


~先生紹介~

RIMG0212.jpg副院長・新里先生

RIMG0206.jpg内科・深谷先生

RIMG0204.jpg小児科・伊藤先生

RIMG0195.jpg整形外科・山田慎先生

RIMG0202.jpg内科・座喜味先生

RIMG0205.jpg内科・山田洋太先生

RIMG0231.jpg☆送別会BBQ☆

RIMG0223.jpg一番好きな看板











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