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命の鎖をつなごう~

こんにちは島ナースです
5月は院内の医師、看護師以外のスタッフを対象にAEDの使い方の講習をしました
もし道で人が倒れていたら何ができますか何をしますか
きっと何も知識も技術も分からなかったら自分がパニックになってしまいますね病院の中でも受付中に、レントゲン中に患者さんが急に意識を失ってしまったら医師、看護師が来る前にできることをしましょうということで院内講習会を開きました

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まずは、講習からです人は心臓が止まって何もしなければ何分ぐらいでどうなるのかなど分かりやすく説明してくれました。
そのあとは実践です~

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外来の看護師さんがお手本を見せてくれます先生もAEDの操作方法をレクチャーしてくれました(^-^)/

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さすが、上手に心臓マッサージ、人工呼吸できてました
つぎは、皆さんにやってもらいます

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2人1組になって心臓マッサージをする人、人口呼吸をしたりAEDに触れたりと練習できました分からいことは、看護師さんや先生に質問したりと皆さん積極的でした

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マニュアルを見ながら真剣にAEDをお願いしている場面です いい感じです~
今回の講習で身につけたことを忘れずにしてほしいです
使うことがないのが1番ですが、もしもの時はあわてず習ったことを実践してください
みなさん、お疲れ様でした
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我喜屋監督講演会

 今日、興南高校野球部我喜屋監督の講演会が改善センターでありました。監督講演


 我喜屋監督といえば、沖縄ではまさに時の人です。何しろ、甲子園で春夏連覇し初めて沖縄に深紅の大優勝旗をもたらした監督ですから!

 今日の講演は久米島PTA連合会が主催しました。春の選抜優勝後に講演会の依頼をして引き受けてくださっており、夏の大会後は方々から引っ張りだこで大忙しの中、約束通り久米島に足を運んでいただけたというわけです。

 興南優勝が沖縄にもたらした歓喜は、県外の方の想像をはるかに超えていると思われます。たとえば、高校野球が終わってからまもなく1ヶ月経つところですが、県内の新聞(琉球新報も沖縄タイムスも)の読者欄にはいまだに「優勝おめでとう!勇気をもらいました、ありがとう!!」といったメッセージが掲載されますし、先日は深夜にNHKが決勝戦の再放送(!)をやっていました。

 キャプテン我如古君が優勝インタビューで言った
「この優勝は、沖縄県民で勝ち取った優勝だと思っているので」
は、『よく言ってくれた!』と県民から大きな反響がありました。彼のこの言葉を最初に聞いたとき、誰かに言わされたのかな、高校生にしては立派過ぎるな、と思ってしまいましたが、今日の監督の講話を聞いて、あれは本当に彼の言葉としてでたんだろうな、という思いに変わりました。

 監督が部員を指導するスタンスは、ただ野球を教えるというものではありません。曰く、
「野球の上手い人ならいくらでもいる。でもそれだけでは甲子園での優勝には導けない。」
「相手は社会人ではなく高校生である。野球を教えるだけでなく、悩みを聞いてあげるカウンセラーの役目も必要。ルールを決め(立法)、取り締まり(司法)、動かしていく(行政)ような役目も必要。マスコミから選手を守るために報道官としての役割も必要。親元を離れている寮生たちには父親としての役目も必要。時には目線を落として、友達のような役目も必要。」

 そして我喜屋監督が大事にしているのが、まずは生活リズムが整っていること、挨拶や気配りが当たり前のこととしてできること、勉強をおろそかにしないことだそうです。生活のあらゆる要素が、野球の一つ一つのプレーに密接にかかわっているそうで、例えば挨拶ができるということはプレー中にフライを捕りに行った野手どうしが「オーライ、オーライ」「まかせたぞ」と声を掛け合うことで衝突を回避できることにつながる。気配りができるというのは、他人のエラーをカバーするプレーや、送りバントを確実に成功させることとつながる。いつでも全力疾走するのは、早く守備位置について守りの体制を確認したり、早くベンチに戻って相手チームの情報を確認するためものである、などなど。

 生活の基本や人間性を重視し、野球のトレーニングにおいても技術練習より基礎的なトレーニングを重視する。監督の言葉では「美しい花を咲かせる桜も、枝が、幹が、そしてなにより根っこがしっかりしているからこそである。選抜優勝したけども、また夏の大会に向けて根っこから育てていこう」

 魅力的な監督の話しぶりに終始ため息をつきながら聞きほれ、約1時間半の講演があっという間でした。この監督に指導された興南野球部員は、野球だけではなく心も大きく育ったはずです。それが、優勝インタビューのあのセリフを生んだのだろうと納得した次第でした。

 久米島の全島民に聞いて欲しかった!そんな講話でした。

AHA-BLS for HCP久米島コースの報告

今月6日に久米島にて初めてAHA-BLS for HCPコースを開催しました太陽2

BLS(Basic Life Support)とは、心肺停止状態の人に対して行う救命処置を指します。
ひと口に「救命処置」といっても状況や環境に応じて種類は様々ですが、
目的は医療機関で行う二次救命処置が始まるまでの間,心臓・脳への酸素の供給を
絶えないようにして救命率を上げることです.それほど難しい事はなく、ABCの習得です。
AはAirway(気道確保),BはBreathing(人工呼吸),CはCirculation(胸部圧迫心臓マッサージ)を意味します。

最近は某太っちょタレントのマラソンで有名になりましたが
もう少し前にはドラマ「ちゅらさん」で有名となった小浜島(約650人)にて
女性の方が急に倒れ、その場に居合わせたホテルの職員さん?が
BLSに則り、心臓マッサージや、AED(自動体外式除細動器)を用いて心拍再開させることが出来たPAD(Public Access Defibrillation)症例がありました。
これは、AEDやBLSの普及を頑張ってやっている診療所スタッフや、
医療資源に限りがある離島で働き、生活している人たちの高いモチベーションのなせることでしょう。
本当に素晴らしいことだと思い、我が島久米島も頑張らなければと思っていました頑張るぞ。おーっ。

久米島には、ヤル気満々の消防隊の皆さんがおり、島民向けにBLS講習を行ったりしています。
久米島まつりの際には、こども向けにセーフキッズセミナーを開催したりもしていました。
病院としてもこれらに協力できないものかなあ と思っていましたが、
うまく時間も合わず、連携不十分で叶いませんでした。非常に申し訳ないと思っています。
うまく連携していくためにも、まず自分達がしっかりとBLSを身につけなければいけまい
と考えていました。
みんないっぱいいっぱいで働いており、なかなか本島まで受講しに行くこともままならず、
院内(身内)でやるBLSも行ってくれていましたものが頼りの状態でした。

何せ初めてのことで、準備に時間がかかりましたが、
今回、琉球大学病院救急部の久木田先生、県立中部病院救急センターの高良先生、
東部消防の金城さんを始め、様々な消防隊の皆さん達の協力を得て
久米島でのBLS講習会を開くことができました。

参加者は久米島病院の看護師さん達、中でも島人の看護師さん達や、本土から来たくれている看護師さん達が主体でした。
後は、役場保健師、保育園の看護師さん、育児に勤しんでしばし看護師業務を休んでいる人たち、透析室にいる臨床工学技師?、病院医療事務、そして院長先生などです。

朝早くから、ピリッとした緊張感に包まれた空気のなか講習は始まりました。
DSCF2002.jpgまずは準備運動。

スライドやビデオで学んだ後はひたすら実技です。
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あっちこっちで、「大丈夫ですか!!?」
「119番通報して下さい。AEDがあれば持ってきて下さい!!!」という声が響きます。
日頃はクールに仕事をしている人が大声を出していて、真剣さが伝わり
最初は寝不足全開で緊張感なく参加した自分も次第に熱くなってきました。

皆、真剣です。 倒れるのは自分の家族かもしれません。
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皆、真剣です。 息をしていないのは自分の大事な子供や孫かも知れません。
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医師であろうと院外で何もなければ、やる事はBLSに基づきます。  基礎に立ち返り真剣に取り組みます。
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BLSを知っている人が1人より2人のほうが、より質の高い心肺蘇生が可能となるかも知れません。
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楽しく食事をともにしている友人や家族が、2009090616040000.jpg 2009090616050000.jpg
笑い過ぎて突然のどにものを詰まらせてしまうかもしれません。



みんな、しんけ。。。 ガーン    2009090616080000.jpg



何はともあれ、全員合格してライセンスももらえることとなりました。
ペーパードライバーでは、勿体無いので
しっかりと忘れずに身に着けるためにも、島でのBLS普及に努めるため
皆協力して頑張れればいいなあ 

AEDの普及は、医局の若い衆と役場、ホテル事業者などで人知れずすすんでいるようですが
まだまだといったところでしょうか

近々、「まだ暑いって。。。」という環境下での久米島マラソンがあります。
DSCF2022.jpgハイリスク代表として自分が参加を表明したら、
意外とBLS/AEDの普及になったりして...
             と本気で思い始めている今日この頃です。
           

小さな一歩ではありますが、これが継続性を持ったものになり、
普通の上等な波になり、広がっていければいいなあ と思っています。

 最後に
会場準備、機材搬入をしてくれた総務課 N道とゆかいな仲間たち
マンパワー不足のために受講希望しながら今回参加せず勤務にあたってくれた看護師さんたち、
無理くりシフトを作ってくれた師長さん、
わざわざ久米島まで来てくれたインストの皆さん、久木田先生、高良先生
色々とフォローしてくれた医局の皆に
感謝して報告とさせていただきます。
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どうも有難うございました。                                  SHINZATO

金沢勉強会へ

金沢の勉強会へ週末行かせてもらいました。
さて今回の目的は2つでした。
1つ目は、内科医として今離島医療に関わっているもどのレベルにいるのか、知るためでした。
2つ目は、大学の今の現状です。

1つ目から話しましょう。
今回は、私自身が6年前にお世話になった先生方3名が金沢に来るということで参加しました。1人はもともと自治医大出身の先生で現在は腎臓内科の先生、さらに私の研修病院だった沖縄中部病院の大先輩である感染症の先生、そしてアメリカの鑑別疾患の鬼と呼ばれている外国の先生でした。彼ら3名に会ったからこそ、今の自分がいる、外科志向でしたが、彼らに会ったために内科への魅力に取り付かれました。

勉強会は症例発表形式でした。
1例目は、久米島病院での経験したような症例です。60歳前後女性の発熱+腰痛の方です。鑑別疾患も当然尿路感染症を中心に、腎・腎周囲膿瘍、腸腰筋膿瘍、骨髄炎かなぁと考え、さらに悪性腫瘍であれば、多発性骨髄腫やリンパ腫かと思っていました。
結果骨髄炎と腸腰筋膿瘍でした。鑑別もこの勉強会でほぼ合致していましたので満足。

さらに2例目は、成人の発熱・関節痛・皮疹・寝汗でした。これも鑑別疾患、成人スティル病、結核、悪性リンパ腫、HIV/CMV/EBVなどのウィルス疾患を挙げ、ほぼ正解でした。

もちろんこれらは机上の上での話しとはいえ、5年前の私であれば全くわからないことでした。自分が目標としている状態に立っていることが認識できました。

2つ目は現在の日本全体の大学生の問題です。特に金沢大学の学生の責任感の低さやプロ意識の低さなどは非常に目立つということでした。とても憂うことです。3年後にはそういった学生が研修医になり、私たちは彼らを相手に指導しないといけない・・・って思うと悲しくなってしまいます。
不必要な訴訟には反対ですが、やはりこういう医師が出てくるかと思うと訴訟社会にどんどん進んでいくこと間違いないと考えます。残念です。しかもこういう学生がほとんどと聞きました。

ニュースでは大学生が大麻を吸っているということですが・・・おそらく全国どこでもなのでしょう。
これから指導する立場として『新人類』と呼ばれる人を相手にする教育の難しさを今危ぶんでいます。

いない間入院患者や外来患者をみていただき本当にありがとうございました。
これが彼らです。

Dr.M  恩師  PB070085_convert_20081112154532.jpg ビッグ2

以上報告でした。  Jake


安次嶺先生講演会

先週、県立南部医療センター・こども医療センター前院長で、沖縄の小児医療を常に最前線で牽引してこられた安次嶺馨先生が乳児健診のために来島されました。安次嶺先生にとっては、約20年ぶりの久米島訪問とのことで、島の変わりように大変驚かれていました。

現在は各地で講演会活動を主に行われており、乳児健診だけで帰してしまうのはもったいないと、急遽、久米島病院内で職員向けの講演をしていただきました。

題して『赤ちゃんから始める生活習慣病予防』
安次嶺先生1  安次嶺先生2

平均寿命で長いこと日本一を誇ってきた沖縄県が、その座を他県に奪われて数年が経ちます。長寿県・沖縄の名誉を挽回するため、20年先、30年先を見据えた対策が必要不可欠。成人の糖尿病、高血圧、高脂血症といった生活習慣病になる体質は、すでに胎児期から形成され始めるという最近の知見から、若い女性のライフスタイル、母乳育児の重要性についての話題でした。

久米島では幸い、母乳育児を行っている母の割合は高い方だと思いますが、喫煙率は高いような印象があります。(いつか、調査する必要がありますね)

ぜひ今度は、島内の若いお母さん方、これから母親になる若い女性を対象に、大々的に講演会をやっていただこうと思います。


さて、講演会終了後は地元の料理屋で宴会となりました。
安次嶺先生3  安次嶺先生4

おいしい料理とお酒で、安次嶺先生も満足された様子。ぜひまた来ていただきましょう。